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医学的診断から考えた治療内容と、その方のご要望とをすり合わせて、より良い治療計画の立案に努めています。
患者さまに長く寄り添っていくため、歯科医師が一方的に治療を押し付けることはいたしません。カウンセリング重視の診療により、通院回数や費用の面からも、患者さまにお喜びいただける医療提供ができればと考えています。複数の選択肢をご提示いたしますので、患者さまが納得できる治療方法をご選択ください。
なるべく痛みと恐怖心を抑えて治療することが、私のモットーです。
私が診療を行う上で心がけているのは、なるべく痛みや恐怖心を与えない治療を行うことで、患者さまの苦痛を和らげることです。一方、治療方針を立てる上で、患者さまのご希望と歯科医師側の意見が合わないことは少なくありません。現状の医学的診断によって、必要だと判断した治療やできないことがあれば、ハッキリとお伝えします。その上で、双方が納得できる治療方針にするために意見をすり合わせていくのが、私が重視しているところです。
患者さまが希望や不安な点を話しやすい医院作りに努めています。
説明やカウンセリングの際に重視しているのは、患者さまが希望する治療後の状態をしっかりと聞き取ることです。そして、ご希望に見合った結果が得られるかどうかを、慎重に考えながら治療計画を立てていきます。また、歯科医師には伝えにくいこともなるべく正直にお話しいただけるように、説明はスタッフからも行っています。患者さまの問題の改善へ向けてスタッフ全員が関わっていくのが、当院の体制です。
時代の移り変わりに合わせて、設備の改修を行っています。
当院は、1972年に先代院長が開院した歯科医院です。時代の移り変わりに合わせて診療ユニットの台数を変え、院内外の改築を行い、現在へと至ります。
患者さまが通いやすく、また、なるべくリラックスして治療を受けていただけるような環境を目指しました。玄関スロープには手すりを設置し、段差が大きな所には補助椅子を設置しています。さらに、車椅子のままでもお入りいただけるように、診療チェア回りのスペースを広く取りました。待合室にはキッズコーナーをご用意いたしましたので、ぜひお子さまと一緒にご来院ください。
大学院では、ジルコニアの内面処理について研究してきました。
大学卒業後は、母校の歯科補綴学分野の大学院へ進学し、ジルコニアの内面処理について研究しました。虫歯や歯周病で歯を失ってしまった場合、物を噛む機能を取り戻し、お口元の見た目を整えるため、人工の歯を装着することになります。その人工物をなるべく長く口腔内で機能させるためには、どうしたらいいかという研究です。
また、たくさんの患者さまの口腔内を見ていく中で、健康な状態を保つためにはお口全体の噛み合わせ、口腔習癖、生活習慣、治療後のメンテナンスなども大事であることを身にしみて感じます。そのため、1本の歯だけでなく、1口腔単位での口腔内診査、診断ができるよう学びました。成人になってからの歯顎の不具合、治療の繰り返しなどを防ぐためには、幼児小児期からのメンテナンスや予防処置、保護者さまへの知識の普及が重要だと思いますので、そちらにも取り組んでいきたいと考えています。